「謎々」と瑠璃は言った。「夏はどうしてこんなに気持ちいいのでしょう」
「なにさ、いきなり」
 突然の問いを僕は当然訝しんだ。今までの会話のどこにそんな流れがあっただろうか。
「いいから」
 瑠璃は基本的に自分を曲げることをしない。意志が強いと言えば聞こえはいいけれど、もっと単純にわがままだと表現できそうな気もする。
「早く」わがままな瑠璃は僕を急かした。「三秒ね。さん、に」
 夏が気持ちいい理由。連日の熱気にふらふらしている僕の脳みそからでは、気の利いた答えなんて出て来そうもなかった。そもそも僕はこの暑い季節が気持ちいいだなんてこれっぽっちも感じていないのだ。
「いち、ぜろ。はい答えて」
「どうしても?」
「どうしても」
 僕に拒否権は認められていないようだった。でもそれは多分、この質問にそれだけ重要な何かがあるというわけじゃなくて、やっぱり瑠璃の我の強さが原因なんだと思う。
 しょうがないから、僕は夏にあって気持ちのいいことを考えた。
「夏っていうと、ビールが美味しいね」
 考えた結果出てきたのは、あまりにも常識的なことだった。
「ふーん。ビールなんて飲むんだ、あんた」
 意外そうな顔をして言う。きっと瑠璃の中で僕はまだ瑠璃の後ろを追いかけているのだ。
「僕だっていつまでも子供じゃない。三日会わないだけで男は成長するんだ」
「じゃあ、もっと成長させたければずっと会わなければいいわけね」
「かもね」
 でもそれはごめんだ、と僕は思った。それに耐えられるような大人になる前に、僕は寂しさで死んでしまう。
 寂しさで死ぬのは何もウサギだけではない。基本的に人間は極度の寂しがりやだ。特に人を好きになってしまった人間は。僕はそう考えている。僕だけがとりわけて寂しがりやというわけではないのだと。
「それで」瑠璃が改めて聞く。「その美味しいビールがあんたの答えなの?」
「そういうわけじゃないけど」僕は少し考えてから続けた。「楽しいこととか、いいこととか、そんな何かがあるって期待してるから夏が気持ちいいものだと感じられるんじゃないかな」
「なるほど」
 瑠璃が感心したように頷いて、なるほどなるほどと続けて呟く。
「まぁ適当に言ってみただけなんだけど」
 僕はそう言ってはぐらかした。そんなに真剣に答えたつもりはなかったから、深く考えられるのも恥ずかしかった。
「なにそれ」
「気の利いた答えを考えるには時間が足りないよ。僕はそんなに頭がよくないんだ」
「そう?」瑠璃が言う。「十分だったと思うけど」
「時間が?」
「時間もあんたの答えも」
 そう言って瑠璃は小さく小さく笑った。幼い頃から見慣れた瑠璃の顔だったのに、不覚にも僕はちょっとドキっとしてしまった。
「実はね、これ、私の好きな本の中で出てくる謎々なの」
「本? 本なんて読むんだ、瑠璃」
 僕とビールとが瑠璃の中で結びつかなかったみたいに、瑠璃が真面目に本を呼んでるところなんて僕には想像がつかなかった。
「女だって成長するのよ」
「かもね」
 僕は言いながら瑠璃のある部分をじっと見た。昔と比べると確かに成長したようにも見えるけれど、でも少しも変わっていないようにも見えた。
「エッチ」
「かもね」
「バーカ」
 ごん、とグーで頭を殴られた。







     瑠璃








 出会いというとそれはまだ僕がランドセルすら持っていなかった頃の話になる。
 買い物に行くけどついて来るかという母の誘いを丁重にお断りした僕は、続く留守番よろしくねという言葉をとても素直に聞き入れた。そして、母が出て行ってからちょっとだけ時間をおいて家を飛び出した。勇敢な探検家を抑えつけておくには、母の言葉はあまりにも脆弱だったのだ。引っ越してきたばかりの町は素敵な未知に溢れていて、まるで魔法のような力で僕を呼び寄せていたのだから。
 引っ越しから数日が経っても、エレベーターは十分に魅力的な乗り物だった。ボタンを押すだけで僕を行きたい場所へと連れて行ってくれるそれは、それまで田舎に住んでいた僕にひどく未来的な何かを感じさせてくれた。
 顔を上げないと見えない位置にあるボタン。それを押してしばらく待つと、目の前のドアがゆっくりと両側に開いた。
「あ」
 僕はつい声をあげてしまった。エレベーターの中には既に別の人がいたのだ。僕よりも頭一つは大きい女の子だった。誰かが乗っているなんて思っていなかったから、瞬間、僕はどうしたらいいか分からなくなった。
「乗るの?」
 いつまで経っても乗ろうとしない僕に、女の子は不思議そうな声色を見せた。
「あ、うん」とだけ何とか返事をして、僕は女の子と同じ箱の中へと入っていった。ドアが閉まる。ほとんどそれと同時に、女の子は話しかけてきた。
「エレベーター、もしかして慣れてないの?」
「う、うん。お引っ越ししてきたばっかりだから」
「ふーん。あなただったのね、引っ越して来たのって」
 女の子はじっくりと、見定めるように僕の顔を見た。年上の女の子にそんなことをされるのは初めてだったから、僕はやっぱりどうしていいか分からなくなった。女の子の大きな目を見ていると、僕は何だかくらくらした。
「し、知ってるの?」
「誰かが引っ越してきたことぐらい、このマンションに住んでる人ならみんな知ってるわ。引っ越しの作業ってすごく目立つもん」
「そうなんだ」
 そんな常識すら持ってはいなかった僕は、目の前の女の子がすごく物知りに思えた。
「ねえ」だから僕は勇気を振り絞った。「一緒に探検しない?」


 今でも瑠璃は僕を笑うためにこの話を持ってくる。十年以上前のことだからもう時効だと僕はいつもそう言うのだけれど、瑠璃はいつまでたっても許してくれそうにない。確かに出会ったばかりの女の子に探検しようなんて言い出す男を、僕は僕以外に知らない。
 あの日から僕は瑠璃にたくさんのことを教わった。そしてその大半は、世間的には「いけないこと」とされることだった。おかげで僕は小遣いを使わずに缶ジュースを飲むことができたし、放課後が来る前に学校を終えることができたし、高校に上がる前に煙草だって吸えるようになった。もちろん、教師からはたくさんのお説教をプレゼントされるようになった。だけど僕はそのことに何の不満も抱いてはいなかった。瑠璃と過ごす毎日は涙が出るぐらいに楽しかった。
 何度も友人に聞かれたことがある。僕と瑠璃の関係についてのことだ。
 僕はその度に少し悩んで、考えて、最後に日本語の不便さと不器用さを恨めしく思うのだった。
 それでも。あえて言葉にするのなら。
 僕たちは、親友で、姉弟で、そして恋人の少し手前だった。僕は、そう思っている。






 屋上から下りる時になっても、瑠璃にグーで殴られた痛みは治まっていなかった。
「まだ痛いんだけど」僕は恨みがましく言った。
「自業自得でしょ」
 笑いながら瑠璃は、バーカ、と口にする。僕を痛めつけて楽しんでいるんだと思った。そしてそれは真実に違いなかった。
 瑠璃は階段を一段飛ばしでリズム良く下りていった。右手に持ったハンドバッグをくるくると回しながら。危ないだなんて無粋なことは言わなかった。瑠璃の運動神経の良さを僕は誰よりも知っている。
「で」僕はゆっくりと段を踏みながら言った。「結局、瑠璃はどうしたいのさ」
「ん?」階段の下、瑠璃が振り返った。「とりあえずあんたの部屋に行こ。さすがに屋上は暑いわ」
 そういうことを聞いたわけじゃないんだけど。僕は心の中で呟く。もちろん、僕の言葉の意味ぐらい瑠璃には伝わっていたのだろう。その上で瑠璃はあえて話をそらしたのだ。それぐらいのことは分かっていた。だから僕も瑠璃に付き合うことにした。
「だから言ったろう。冬と夏の屋上なんて行くものじゃないって」
「じゃあいつ行くのよ」瑠璃が不貞腐れたように言う。こんな時に見せる声色は昔からほとんど変わっていない。
「だから、残りの春と秋に行けばいいんだ。風が通って、すごく快適に過ごせる。暑かったり寒かったりするよりよっぽどいいよ」
「意地が悪いわね、あんた」
「昔から瑠璃といるからね」
 最上階。僕は肩よりも低い位置にあるエレベーターのボタンを押した。僕の家は七階にあって、瑠璃が住んでいたのは十一階だった。
「やっぱりこれに乗るとさ、あんたと初めて会った時のこと思い出すの」
「勘弁してよ」
「忘れられないわ。いきなり『一緒に探検しない?』だって。そんな強引なナンパ聞いたことないもの」
「僕も聞いたことがないね。聞きたくもない」僕は捨てるように言った。
「彼はきっと私に一目惚れしたんでしょうね」にやにやと笑いながら瑠璃が言う。
「さあ、どうかな。当事者にしか分からないことだからね」
 ふーん、という瑠璃の声が聞こえた。


 僕の部屋に入った瞬間、瑠璃はハンドバッグをベッドへと投げてから、自身もそこに飛び込んでいった。さっきまで屋上に座っていたその服で転がるのはやめてほしかったけど、だからといって服を脱げだなんてことは僕に言えるはずもなかった。
「ね」瑠璃が言う。「ちょっとだけ寝てもいいかな。夜行バスって、あんまり眠れないんだよね」
 聞きたいことはまだいくつか残っていた。でも特別急がなければいけない理由も見つからなかった。
「いいよ、寝てな。その代わり」
「うん」
「襲われても、文句言うなよ」
「バーカ」
 じゃ、おやすみ。そう言い残すと、瑠璃は呆れるほどの早さで寝息を立て始めた。やはり東京は相当に疲れる場所らしい。
 僕が高校の二年に上がる年。瑠璃は僕とは違う高校を卒業して、そしてそれと同時にこの町から出て行った。
 東京に行って来る。あんたは男を磨いてな。
 瑠璃からの簡素なメールに、瑠璃の目的なんかは書かれていなかった。大学には行きたくないと聞いていたし、輝くような夢を持っていたようにも思えない。多分、フリーターをしに行ったんだろうと僕は考えた。何ともおかしな表現だけど、瑠璃にはそんな奇妙な言葉が合っている気もした。
 一年と少しの間、僕と瑠璃とが連絡を取ることはほとんどなかった。お互いに携帯電話も持っていたし、連絡なんて取ろうと思えばいつでも取れた。だからわざわざ連絡なんて取らなくても良かった。
 向こうで瑠璃が何をしているのかなんて僕には分からないけれど、心配はほとんどなかった。瑠璃からのメールはフォルダを分けて保存していたし、東京へ行けるだけの金を机の奥で貯めていたけれど、それは断じて瑠璃を心配してのことではなかった。絶対に。勝手に町を出て行ったやつの心配なんてしてやらないと、僕はそう決めていたのだ。
 瑠璃はいつでも突然で、実際に今日だってそうだった。家のドアの前で待ち伏せしていたのだ。このマンションは一階がオートロックとかいうシステムになっているけれど、それにどれほどの意味があるのか僕は常々疑問に思っている。
「遅い」
 瑠璃は僕の顔を見るなり言った。一年以上会っていなかった相手への第一声としてはなかなかに斬新で、それが瑠璃らしいとも思った。
「土曜とは言っても」僕は内心の驚きをなるべく外に出さないように気をつけながら言った。「なかなか午前中には帰れないんだ。高校の三年っていうと、立派な受験生だからね」
「受験生ですって?」瑠璃は一つ溜め息をついた。「つまんない」
「そう?」
「そうよ」
「そうかな」
「バーカ」
 バーカバーカ。瑠璃は繰り返して言った。その言葉を聞くのは久しぶりだった。
「自慢じゃないけど」僕は自慢した。「僕は結構成績がいいんだ」
「バーカ」
 バーカバーカ。瑠璃は繰り返して言った。







 瑠璃が何をしにこの町へ帰って来たのか、話を聞いても結局僕にはよく分からなかった。とはいっても、昔から瑠璃の行動に意味があったことなんてほとんどないから、今回もそういった気まぐれの類なのかもしれなかった。
 今日瑠璃と久しぶりに会って僕が一番嬉しかったのは、見覚えのある腕時計を瑠璃が今でもつけていることだった。それは僕が瑠璃に贈ったものだ。瑠璃に腕時計だなんて今考えても不似合いだと思うけれど、あの時は突然東京に行くだなんて言い出すものだから、とにかく時間がなかったのだ。お世辞にもいい時計だとは言えなかったけれど、高校一年生にはそれが精一杯だった。
 僕のベッドではその瑠璃が眠っている。僕は改めて瑠璃の変化に驚く。香水やネックレスなんて瑠璃には絶対に似合わないと思っていたけれど、どうやらそれは僕の思い込みらしかった。久しぶりに会った瑠璃は見事なまでに女の人だった。でも寝る時ぐらいネックレスや腕時計は外すべきだと僕は思う。基本的なずぼらさは変わらない。僕は少し安心した。
 瑠璃には、なにか悩みがあるらしい。さっき屋上で瑠璃はそう話していた。でも瑠璃の話はひどく抽象的で、僕にはよく分からなかった。
「自分が何をしているのか分からなくて、ぐるぐるなっちゃう」
 瑠璃は言った。ぐるぐるって何だろう、と僕は思った。聞いてみたけれど、ぐるぐるはぐるぐるだと言われた。やはり僕にはよく分からなかった。
 僕にできることはなんだろう。考えて、結局受験生は勉強をするしかないんだと僕はまとめた。


「そろそろ帰るわ」
 起きるなり、瑠璃はそう言った。瑠璃はいつだって唐突だ。
「東京は待ってくれない?」と僕は聞いた。
「気を抜いたらすぐに置いてかれちゃう」
 じゃあね、と残して家から出て行く瑠璃を玄関まで見送った僕は、とりあえず部屋に戻ってベッドに転がった。仄かとかいうレベルをこえて瑠璃の匂いが漂っていた。僕はくらくらした。
 そのまま転がっている内に、ふと僕は異物の存在に気づいた。僕のつまさき辺りにそれはあった。
『MISSING』
 そんなタイトルがついた文庫本だった。本多孝好。聞き慣れない作者だったけれど、タイトルの意味はだいたい分かった。失う。寂しく思う。こんな時受験生は便利だ。
 きっとそれが瑠璃の言う「私の好きな本」なのだろうと思った。それなのに忘れていくなんて瑠璃は間抜けだ。でも届けてやろうとは思わなかった。本当に大切な物なら瑠璃は取りに帰ってくるはずで、何より僕自身が今から瑠璃を追いかけるなんて面倒で嫌だった。
 ベッドに転がったまま、表紙をめくる。目の前に本があれば読みたくなる。これでも僕は結構な読書家なのだ。瑠璃辺りは信じないだろうけど。
 目次を見る。僕は驚いた。そこには瑠璃がいた。
 二〇九ページ。パラパラとめくって、僕は当然のようにそこから読み始めた。







 ボタンを押しても、エレベーターはなかなか到着しなかった。
 僕はすぐにそれを見切って、階段の方に走った。十二階のさらに上、屋上まで。七階からだとかなり疲れそうだった。
 急げ。僕は僕に鞭打つ。そこに瑠璃がいると決まったわけではないけれど、僕には確信があった。きっと瑠璃ならそこを使うという確信が。
 八階。九階。既に部活を引退した身にはそれだけでも大分こたえた。
 十、十一。自分でもびっくりするぐらいに息が切れる。
 十二。屋上まで後一つ。疲れなんて感じてる場合じゃなかった。
 屋上。扉を体当たりでもするように開けて、僕は叫んだ。
「瑠璃っ」
 視界の奥、瑠璃が振り向いた。


 物語を読み進めていくうちに、僕は奇妙な不安を覚えるようになった。
 ルコという名のヒロインは、ひどく瑠璃と似ていた。主人公とルコの関係は、僕と瑠璃の関係そのものといってもいいぐらいだった。「瑠璃」というタイトルからして、僕はそれをただの偶然だとは捉えられなかった。
 僕は恐くなった。客観的に見ると、ルコという女性の不安定さがよく分かったからだ。僕は最悪に近い想像をしていた。そしてその物語の中で、それは現実になった。
 僕は家を飛び出した。





「あははは」
 僕が事情を説明すると、瑠璃は大声をあげて笑った。
「あーおかしい。あんたさ、つくづくバカよね」
「言っただろう? 僕はこれでも結構成績はいいんだよ」
 僕は不貞腐れて言った。でも本当は、笑われていることに対して僕はそんなに不快を感じていなかった。
「あーあ、久しぶりに笑った笑った」
 瑠璃はそう言って目を拭った。笑い過ぎて涙が出たらしい。瑠璃の泣くところを見たことがなかったと、その時になって僕はようやく気づいた。
「瑠璃、泣かないで」僕はちゃかすように言った。
 瑠璃が笑っていたから、僕は気づかなかった。瑠璃が寝る時にも外さなかった腕時計を今は右手に持っていることにも、腕時計の痕とは明らかに違う傷が左手首にあることにも。わざわざ気づかなくてもいいと思った。
「バーカ」
 バーカバーカ。瑠璃は泣きながら繰り返した。僕もおかしくなって笑った。
「謎々」僕は言った。「僕はどうして成績優秀なのでしょう」
「なによ、いきなり」
 瑠璃は自分のことをすぐに棚にあげる。そういう性格を、僕はちょっと羨ましいと思っている。
「いいから」
 僕はこれで結構頑固なところがある。でもそれは意志が強いことの表れであって、断じて僕がわがままだということではない。
 急かすまでもなく、瑠璃はすぐに答えを出した。
「あんたがつまらない男だから」
 僕の勝ち、と僕は思った。そして僕は、あまり口に出したくないことを口に出すことにした。
「みんなを納得させた上で東京に行くには、そっちの大学に合格するのが一番なんだ」
「え」一瞬固まってから、瑠璃は言った。「それって、愛の告白?」
「かもね」
「マジ?」
「かもね」
「バーカ」
「かもね」
 僕らは笑いあった。瑠璃はやっぱり笑い過ぎて泣いているようだった。

 気持ちいい夏だ。
 僕は、そう思った。











 オリジナルこんぺ 出展。79作品中25位。感謝感謝っ。
 今作は本多孝好氏の『MISSING』という短編集の中にある『瑠璃』という作品に影響を受けて書いたものです。いわゆるオマージュ。
 ご存知ない方でも楽しんでいただけるよう作ったつもりです。もしこれで興味をお持ちになった方がいらっしゃれば、ぜひ本多さんの作品を手に取ってみてください。



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